マネジメント能力の重要性

ケアマネの仕事では、タイムマネジメントが重要です。
通常は、ケアマネジメントをする上での基本的なプロセスに従って仕事をしています。最初の面接で利用者さんとしっかり話をして、利用者さんの生活における問題点や課題を抽出し、支援の方向性を決めます。そして、ケアプランの提案を行い、サービス担当者との会議を経てプランを確定させ、実施するという流れです。その後、実施状況を確認して、再び利用者さんとの面接を行います。必要に応じて、新しいケアプランの作成も行います。基本は、このプロセスの繰り返しです。しかし、様々な理由により、契約が終わってしまうこともあります。
上記のようなプロセスを踏まえた上で、1ヶ月の仕事の流れを考えていくことになります。基本としては締切のある事務作業や会議など、予定のすり合わせが必要なものを中心に考えていきます。月初と月末は書類の作成や整理といったデスクワークで忙しくなるパターンが多いようですが、忙しい中でも、利用者へのモニタリング調査は欠かせないので、比較的余裕のできる月の中頃に訪問予定を多く入れることになります。しかし、利用者の都合などもあり、必ずしも理想通りに進められるわけではありません。ケアマネの仕事は多岐に渡っているので、全体のバランスを見ながら、利用者や関係各所に迷惑をかけないことを前提としたスタイルを見つけ出すことが重要になります。
ケアマネの仕事は、利用者が十分な介護サービスを受けるために重要な存在となります。万全に対応していくためにはタイムマネジメントだけでなく、自己の体調管理なども含めて考え、実行していく能力が必要になります。